世の中には、積読紹介というブログの一ジャンルがあるらしい。マイクロブログのホームタイムラインを眺めていたらフォロイーが書いて公開していた。 積読! 紙の書籍は買ったら比較的ちゃんと読むことが多いのだけれども、物理的な圧迫感のない電子書籍はセールだからとかまとめ買いでポイント還元だからとか言って多めに買っては読むのが追いつかず、Kindleライブラリの未読本は160冊を超えている。それゆえ全てを紹介することはできないが、いくつかかいつまんで私のデジタル図書室の積読本を紹介してみたい。

📚帝都物語

言わずと知れた伝奇小説。たぶんKindle端末を手に入れた直後くらいに買って積んでいると思う。小説、というかフィクション全般を読む習慣があまりなく、長さもあって長期積読へ…。関係ないけど、ゲームVA-11 Hall-Aで帝都物語ネタが出てきた時は驚いた。今検索すると、漫画やアニメにもなっている由。

📚工学的ストーリー創作入門

工学的ストーリー創作入門

小説とかゲームのシナリオを書きたいと思っていた時に買って積んでいるのだと思う。ある程度は読んだ痕跡があるのでちょっと自分には難しかったのかも知れない。積んだ本を見るとその時々の関心がわかって面白いとは聞いたが、この前後には他にも創作関係本を買っては積んでいた。

📚家畜人ヤプー

家畜人ヤプー第1巻(Amazon)

言わずと知れた奇書。幻冬舎アウトロー文庫版で3巻までは読んだんだけど、長い上に内容を知っている人にはわかると思うがばっちい描写が多くて力尽きて積んでる。めちゃくちゃ面白くはあるのだけど、スカトロジーが多くて読む人は選ぶ。その手のものに耐性がある人はどうか全巻読んでみてください。

📚徒然草

徒然草(岩波文庫)

パンデミックの時に身内で徒然草を読むのが流行ったので買った。話題になった部分を追いかけるためにその部分の本文くらいは読んだけど、注とか解説には目を通せず。積んでいるというか読みかけというかの状態である。古典文学なので、集中して全部読みたいなあ。

📚資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか(ちくま新書)

ジャケ買いならぬタイトル買い。タイトルに満足して読んでいないとも言う。中学生の頃、ロシア革命やらマルクスやらを調べまくってどっぷりハマっていた歴史オタクだったおかげでアンチ資本主義を内面化してしまった私にはよく刺さるタイトルだった。なぜ幸せにしないのかは、まだ知らないけど…。

📚️孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか

孤独の科学(河出文庫)

ポピュラー・サイエンス本が好きで、よく買うしよく読む。この本はたぶんまとめ買いでポイント付与のキャンペーンのときに買って、読むタイミングを逃したせいでライブラリの奥に沈んでしまい積読になってるんだろうな。こういうちょっと忘れちゃったで積読になる本もままある。電子の積読だと、ライブラリを一覧できる(kindke端末だとだいぶUIが悪いが使えなくはない)おかげで完全に紛失することはない。紙の本を部屋でよく見失うので電子書籍には助けられている。

💭積読のコツ

思うに積読のコツは、リスト化と少しだけでも目を通すことである。

リスト化は所持する本のタイトルその他をリストにし、検索可能にしておくこと。どれを読むか思いつかない時はリスト自体を眺めて選び取ってもいいし、何か必要に駆られた時に検索したらすぐに見つかる状態であると助かる。電子書籍のライブラリは自動的に検索可能なリストになっているので非常に便利。というか、既読積読に限らず全てをリストにしておくべきだなあ。

また、目次や序文だけでも目を通しておくことで、積読は単に積まれた本でなく読みかけの本の集合になる。記憶に少しは引っ掛かりができるおかげか、ダブって買うことはないし、いつかはもっとちゃんと読もうという気持ちになれるのでおすすめ。全部…読めるかどうかはわからないが。